「ねぇ〜明日ね、新曲のプロモ撮影あるんだけど・・・」






久しぶりに沖縄に帰ってきて、私の家のソファでゴロゴロしている我が彼氏が言った。

大和がソファを独占しているので、アタシは仕方なくソファを背もたれにしてテレビを見ている。













  お さ そ い


 












「へえ〜・・・」

「もっと関心持ってくださいよ、さん」

「うん、いや今いいとこなのよ。・・・あ〜〜〜何でそんなこと言うの!?」

「(いるよね、ドラマ見ながら叫ぶ子って・・・)ちょっとぉ〜〜〜」




しびれを切らした大和が、体勢を起こして、そのまま背中から私に抱きついてきた。

お、重い・・・ドラマ見れないし!邪魔!




「やぁーまー・・・」

「えい!首締め付けてやるー!」

「・・・締まってないじゃん、非力だなぁ」

、俺の腕力をなめちゃ駄目よんっ?いざとなれば・・・」

「うん、わかった。だからどいて、見れない、邪魔」

「・・・」









あ〜あっと大和は再度ソファに寝転んだ。

そして、真剣にテレビに向かうアタシの姿を眺めている。





























さて、ドラマも終わったし・・・大和の相手でもしてやるかな。







「で?プロモがどうしたって?」

ちゃん、聞いてたの?」

「聞いてたわよ」

「愛してる」

「・・・会話になってないよ、大和くん」




大和は起き上がって、ソファに座りなおした。

そして右によけて、空いている左のスペースをポンポンたたきながら、アタシにおいでおいでと催促している。


そこまでされて行かないわけにもいかず、仕方なくそのスペースにお邪魔するアタシ。





「だからね、明日撮影あんのよ。ビバ★ロックっていう新曲なんだけど、そのプロモーションビデオ・・・」

「うん。で?」

「ん〜・・・あんね、近いんじゃん?撮影場所。ここからさ」

「そうなの?だから何よ、さっさと言って」

「見にくる?」

「・・・え〜」

「いや、見にきてください。美しいさん」






チョコンと正座して、わざわざ頭を下げてくれる大和。






「ん、その正座は可愛いけどさ大和」

「あらま、お世辞はいいですわよ、さん〜」

「うん、お世辞だけどね」

「お〜厳しいお言葉・・・」







プロモ撮影かぁ・・・まぁ面白そうだけどさ。

暑そうだなあ、明日。日焼けするし。

あ〜でも、最近他のメンバーとも会ってないし。会いたいなぁ。








「ん〜そこまで言うなら、ちょっとお邪魔しようかなぁ」

「マジで!?」

「マジじゃない、って言ったら?」

「大和くん泣いちゃう」

「・・・そんな可愛い声で言われても」

「えへへ、そんな大和くんが好きなんでしょ?ちゃんはっ」

「はいはい」









隣に座っている大和が、あたしの肩をチョンっとつついてきた。

あたしはつい反射的に大和のほうを振り返った。





「なに?・・・わぁっ!」




そのままガバーっとのっかかられ・・・。

気がつけば上には大和の顔、あ〜あたし今押し倒されてんの?これ。













「ちょ、ちょっと大和・・・っ」

「あ〜やべぇ、勃った」




いや、こっちはそんな気まったくないですから!




「大和、大和!明日撮影でしょ?早く帰ったほうが・・・」

「泊めてぇ」

「(んな笑顔で言われても)いや、あのさ・・・とにかく離れて・・・っ」

「やぁ〜ん、勃ったって言ってるでしょ〜。動けねぇの、何とかして」

「いや、無理です」

「大丈夫、ゴム持ってきましたからぁ〜」

「(こいつ・・・)」







知らないよ、明日の撮影に響いても。

もしアタシのせいにされたら殴ってやろう・・・。






     fin. 05/09/07





●おまけ●


「大和・・・分かったから、ソファじゃ辛い。ベッドいこ」

「アイアイサーッ(起立)」

「・・・動けるんじゃん、大和?」

「はっ・・・しまった」

「あはは、ま〜見なかったことにしたげるよ」








明日のプロモ撮影の話も書きたいな。

いつかエロ書けるようにがんばろう・・・笑

は攻めきれない大和が大好きなのだー。